ビサヤ・ミンダナオ通信
[ 310字|2003.6.30|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
警部に死刑判決
ダバオ地裁は二十五日、包括的危険薬物取締法違反罪に問われていた現職警部(55)の被告に死刑判決を言い渡した。同被告は昨年十二月、ダバオ市内で密売人を装ったダバオ署の捜査官に覚せい剤約十四グラムを売ろうとして現行犯逮捕されていた。
判決によると、「警部がコタバト市から取り引きのため、車でダバオ市内に向かっている」との通報を密売人から受けた同署員がおとり捜査を実施、同被告が六包の覚せい剤を取り出したところで逮捕した。
同地裁はさらに、犯行が警察の威信を傷つけたとして、一千万ペソの罰金支払いを命じた。行動をともにしていた親類男性ら二人も同罪で終身刑などを宣告された。被告は罪状を否認している。(25日・ブリティン)