ビサヤ・ミンダナオ通信
[ 300字|2003.6.16|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
フィリピンワシを放つ
ミンダナオ島ダバオ市にあるフィリピンワシセンターは「フィリピンワシ週間」の今月四︱十日、同センターで保護して育てた野生のフィリピンワシのつがいとその子、合計十三羽を同島にあるアポ山に放った。
フィリピンワシはフィリピンの固有種で、現在、絶滅の危機にひんしている。このため、同センターは野生のワシを保護したり、人工授精でひなを返したりして個数を増やしている。
同センターを運営するフィリピンワシ基金のサルバドール所長は、「国内の野生動物の保護において、画期的な出来事となる」と語った。
フィリピンワシ週間中、同基金はダバオ市でフィリピンワシの保護を訴えるイベントを開催した。(8日・ブリティン)