ビサヤ・ミンダナオ通信
[ 311字|2003.6.16|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
司祭のセクハラ不起訴
セブ市内のカトリック教会で神父のそば付きだった男性=当時(17)が司祭からわいせつな行為をされたと訴えていたが、セブ地検は九日、不起訴処分を決定した。
同地検は不起訴の理由として「男性が当時、口止め料として司祭に一千万ペソを要求し、司祭は合計二十万ペソを男性に支払い謝罪していた」ことを挙げ、「男性は謝罪より金が目的」と指摘した。また、起訴するための十分な証拠もないという。
訴えによると、男性は一九九八年一月にセブ市内の映画館で、同九月には司祭の故郷であるボホール州ロオン町で性的嫌がらせを受けた。
一方、ボホール州地検も数カ月前に「起訴するメリットがない」として不起訴処分にしていた。(10日・インクワイアラー