ビサヤ・ミンダナオ通信
[ 327字|2003.2.17|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
天然ゴム産業を復興
北コタバト州のピニョル知事はこのほど、天然ゴム産業の発展に力を入れていく方針を明らかにした。今後五年間で少なくとも二十億ペソ相当の生産を目標にしている。
同州での天然ゴム産業は一九八〇年代が最盛期だったが、その後、合成ゴムのあおりを受け衰退。多くの農家が果実栽培に転換していた。
しかし、州政府は同産業の完全な復活を目指し、百ヘクタール分の土地に天然ゴムを植え、毎年、一ヘクタール当たり二万ペソの収入を得られるよう計画を立てている。
ピニョル知事は同州のピキット、カルメン、 リブガン、マキララなど十町の町長とともに、マレーシア、タイを視察。マレーシアの天然ゴム研究所(RRIM)との協力関係も取り付けたという。(10日・インクワイアラー)