ビサヤ・ミンダナオ通信
[ 325字|2011.12.19|政治 (politics)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
イワシ禁漁で漁民支援
水産資源保護のため、農務省の漁業・水産資源局(BFAR)が、12月初めから実施したスルー海での禁漁措置を受けて、沿岸漁民を支援するためのプログラムが始まった。BFERの措置は、産卵期にあたるイワシの保護が狙いで、来年3月1日まで。禁漁区域は北サンボアンガ州市沖からスルー諸島にかけてのスルー海計1万8538平方キロの広範囲に及ぶ。
サンボアンガ市の労働雇用省地方事務所によると、禁漁措置の対象になるのは沿岸漁民約3万人で、大半が零細漁師。同事務所では、これらの漁民を対象に①一時雇用のための職業訓練②生活支援または副業立ち上げのための原材料提供③公的機関での一時雇用などを始めた。国内いわし缶詰の9割は同海産という。(13日、ビジネスワールド)