ビサヤ・ミンダナオ通信
[ 319字|2010.5.3|政治 (politics)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
わらをもつかむ心境?
政権与党ラカス・カンピCMD所属の下院議員、州知事らから見放され、苦戦を強いられている同党公認大統領選候補、テオドロ前国防長官がこのほど、セブ州ドゥマンジュグ市での遊説中、同市出身のグウェンドリン・ガルシア同州知事を「2016年の大統領選候補」と持ち上げながら支持を呼び掛けた。
前長官はさらに、「ガルシア知事が体現する『セブ精神』を全国に広げなければならない」とも発言、ガルシア人気が票につながるよう必至に訴えていた。
しかし、同知事側近らは「16年大統領選など眼中にない」と受け流すとともに、「ギボ(前長官の愛称)は支持を得ようと、わらをもつかむ心境でそう言ったのだろう」と、前長官に同情していた。(29日・サンスター)