山間部で干ばつ被害拡大
[ 321字|2010.5.3|気象 災害 (nature)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
セブ市農業局の最新発表によると、エルニーニョ現象に伴う干ばつ被害が、同市山間部地区で拡大、穀物や果物への被害額が7500万ペソに達した。同局は3月に同山間部を対象とする「災害宣言」を発令したが、その後もまとまった降雨はなく、干ばつ状態が深刻化しているという。
同局によると、山間部を流れる河川の多くが干上がってしまい、米や果物の栽培地への水が行き渡っておらず、山間部の28バランガイ(最小行政区)の農民たちが収穫量を半減させるなど、厳しい状態に直面しているという。
農業局は現在、水源探しに躍起になっているが、多少の水量が残っている渓谷はあるものの、そこから水を引くには多額の予算が必要で実現は困難という。(27日・ブレティン)