ビサヤ・ミンダナオ通信
[ 317字|2007.6.18|政治 (politics)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
名誉棄損で告訴合戦
ガルシア・セブ州知事はこのほど、同知事の汚職疑惑を告発した実業家のサアベドゥラ氏の発言が名誉棄損に当たるとして検察当局に告訴、一千万ペソの損害賠償も求めた。サアベドゥラ氏は六月五日、地元ラジオのインタビューで、昨年セブで開かれたアセアンの際、セブ国際会議場建設に絡んで同知事が不正な利益を得ようとしたと暴露、知事を「腐敗」した「独裁者」と批判した。
知事は同氏の発言は根拠なく悪意に満ちており、この発言で名誉を傷つけられた告訴、一千万ペソの損害賠償と五十万ペソの訴訟手続き費用の支払いを求めた。サベドゥラ氏側も、知事の「はげで無教養」という発言を名誉棄損だとして損害賠償訴訟を起こし、泥仕合の様相を深めている。(10日・スター)