トップに聞く 「治水インフラで命守る」 建設技研インターナショナル賀来衆治支社長
[ 2577字|社会 (society) ] 無料開発コンサルタント建設技術研究所の賀来支社長に比での取り組みを聞いた
毎年多数の台風が上陸し、洪水被害が多発するフィリピン。昨年10月末、160人以上の命を奪った台風パエンが比を通過した後、被災地の一つであるカビテ州を視察したマルコス大統領は地図を指さして「洪水発表の長期的な解決策は国際協力機構(JICA)事業だ」と指摘した。その地図を用意したのが、開発コンサルタントとして同州の洪水リスク管理事業を受注している建設技研インターナショナルの賀来衆治支社長だ。21年に同州に完成した比初の遊水地の建設のほか、河川改修、放水路事業などを手掛ける賀来支社長に、比での取り組みを聞いた。(聞き手は竹下友章)