貧困割合 34%に拡大
[ 1037字|社会 (society) ] 有料必要生活費も23%アップ 「貧者のため」効果なし
国家統計局は、衣食住のため最低限必要な年間生活費は二〇〇〇年現在で一人当たり一万三千九百ペソ余り(全国平均)に上ることを明らかにした。前回調査(一九九七年)の一万一千三百ペソより二三%増加した。また、家族の最低生活費合計が世帯収入を上回った「貧困世帯」の割合は、前回の三一・八%から三四・二%へ高まった。「パラ・サ・マヒラップ」(貧者のために)を掲げたエストラダ前政権(九八年六月︱二〇〇一年一月)の諸政策にもかかわらず貧困層が拡大していたことが示された。