故郷で写真展
[ 1407字|社会 (society) ] 有料邦人写真家が故郷バギオ市で個展。市政百周年に合わせ1から101の数字を題材に
太平洋戦争前、ルソン地方ベンゲット州バギオ市で生まれ育ち、敗戦直後に日本へ強制送還された日本人写真家、古屋英之助さん(75)=横浜市=の個展が四日、同市内のショッピングモールで始まった。展示作約百四十点の題材は、生まれ故郷の街角で見つけた「一」から「一〇一」までの数字。同市が今年、市政百周年を迎えることから、古屋さんは約三年前から市内を歩き回り、「元バギオの一市民」として「個性的なバギオの一市民としての存在感を持つ数字たち」を探し続けた。