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　政府ブロードバンド網構築事業（ＮＢＮ）受注疑惑に絡み、アロヨ大統領との関係悪化も指摘されてきたデベネシア下院議長(71)＝政権与党ラカス総裁＝を議長ポストから引きずり下ろそうという動きが下院内で急速に高まっている。大統領が創設した政党カンピは、同議長下ろしを狙って結束を固め、他の政党も巻き込んで水面下での動きを活発化させている。「下院議長を信任できない」とする宣言書に署名した議員数は過半数以上といわれ、四日午後に開かれる下院本会議でデベネシア議長下ろしが実現する可能性も出ている。これに対し、与党勢力の分裂状態に危機感を強めるアロヨ大統領は急きょ、与党幹部会を同じ日に開くことを決定、話し合いでの事態収拾に動き出した。