ビサヤ・ミンダナオ通信
[ 315字|2008.2.4|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
6個大隊の兵力増強
エスペロン国軍参謀総長はこのほど、アロヨ大統領から比共産党の軍事部門、新人民軍(NPA)を壊滅させるため、五月まで任期を延長されたが、三十日、北アグサン州ブトゥアン市でミンダナオ地方に六個大隊を増派すると述べた。ミンダナオ北、北東部はNPA討伐の主戦場になる可能性が高まった。
同参謀総長は特に、ラナオ州での送電塔に対する破壊活動をこれ以上、起こさせないと約束した上、同州で二月から比米合同軍事演習「バリカタン」に関連する活動を実施することを明らかにした。
国軍の作戦強化は、イスラム急進派、モロ・イスラム解放戦線(MILF)を刺激する懸念があるが、同参謀総長は「人道的活動が主である」と強調した。(31日・ブレティン)