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　日本で老人を中心に狙った振り込め詐欺が横行する中、フィリピンでも「慈悲深き老人」を標的にした伝統的な詐欺手口を使う「ブドゥルブドゥル団」が暗躍している。狙いを付けた人物に「土地勘がない」、「大切なビジネス交渉に向かう途中」などと言葉巧みに近付いた後、数時間にわたって話しまくる。速い口調と目をじっと見られ、置かれた状況が飲み込めないまま、被害者は自身の銀行口座から引き出した大金をブドゥルブドゥル団に預けてしまう。被害者たちが「催眠術にかかった」と一様に振り返る、巧みな話術を使った犯罪手口を紹介する。