ビサヤ・ミンダナオ通信
[ 319字|2006.5.29|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
悪徳環境団体
行政監察院の汚職追放推進団体に指定されたとウソをつき、違法伐採業者らから金を巻き上げていた北アグサン州の環境団体が摘発された。
「バンタイ・カリカサン」と名乗り、カラガ地域のアグサン川沿いに検問所を複数設け、勝手に業者や農民から金を巻き上げていた。行政監察院はこのほど、「放置しては名誉にかかわる」と同団体の事務所に閉鎖命令を出した。団体創設者と検問担当者は近く訴追される。
伐採業者たちは、環境団体なら森林を管理しているのだから、金を払えば木を切ってもよいのだろうと誤解したらしい。大手テレビ局ABS︱CBNも同名の環境NGOを組織しており、「首都圏外に事務所などない」と打ち消しにおおわらわ。 (27日・インクワイアラー)