改憲推進派敗訴
[ 2065字|政治 (politics) ] 有料最高裁、国民投票実施求めた政府系団体の請求棄却。有権者請願方式の改憲認めず
有権者請願方式による改憲発議を目指す政府系民間団体などが、国民投票実施を認めなかった中央選管決定を不服とし同決定の無効化などを求めた裁判で、最高裁大法廷は二十五日、「中央選管の決定は(国民投票施行法の不備を指摘した)最高裁判例に沿っており、(原告側指摘の)裁量権の乱用には当たらない」として、原告の訴えを棄却する判決を下した。同団体による有権者請願・署名集めの「違憲性」にも踏み込み、「憲法の番人として、要件を満たさない方法による改憲は決して認められない」と断じた。