米空軍基地跡
[ 1304字|政治 (politics) ] 有料特別経済区へと民用転換されたクラーク地域が再び軍事拠点となりつつある
一九九二年末までに完全撤収し特別経済区(エコゾーン)へと民用転換されたパンパンガ州の米空軍基地跡のクラーク地域が再び軍事拠点となりつつある。米政府はこのほど、約五万ヘクタールの広大な基地跡に、米軍を中核に比国軍をはじめ近隣国の国軍部隊が参加する対テロ訓練センター設置を提起。比政府はこれを受け入れた。東アジア最大級の空港を核とするクラーク地域ではこの数年、軍需企業が続々と進出ている。訓練センター構想はこれにダメを押す格好となった。(加治康男)