ビサヤ・ミンダナオ通信
[ 298字|2005.2.28|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
献血体制の整備を
心臓外科医で著名なフェルナンド・メレンドレス博士はこのほど政府に対し、献血奉仕計画(NVBSP)の強化、全国組織に育てるよう強く要請した。
肺センターでこの問題に取り組んだ経験をもつ同博士はイロイロ市で講演、ミンダナオ地方南西部スルー州の反乱で、砲撃により重傷を受けた陸軍大隊長のビリアヌエバ中佐が、輸血用血液不足のため死亡した事態を指摘した。
同博士は、NVBSPが厚生省管轄になった後、適切な活動を行える体制整備を図るべきだと強調。献血体制が整備されないと必要な患者に輸血できなくなり、特にビサヤ、ミンダナオ地方でデング熱発生などに対処できなくなる危ぐを表明した。(22日・ブリティン)