ビサヤ・ミンダナオ通信
[ 285字|2005.2.28|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
開発企業と軍の関係
二十二日午後七時すぎ、北サンボアンガ州シオコン町でカナツアン金・銅鉱山開発事業に従事しているカナダ系トロント・ベンチャーズ・パシフィック社の安全管理課長、ルーベン・イラバン退役陸軍大佐が夕食のため、従業員寮に戻ってくる路上で、何者かに射殺された。
イラガン氏は退役するとすぐ、この会社に治安担当者として入社したが、部下たちは特別カフグ(民間武装地域部隊)補助部隊と呼ばれる組織に属していた。
カフグは通常、治安に問題を抱える地域に国軍によって配備され、その地域を担当する正規軍部隊を補強する。鉱山の警備担当者は軍と密接につながっていたわけだ。(25日・ブリティン)