ビサヤ・ミンダナオ通信
[ 295字|2005.2.28|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
ココナツ油工場公害
一月のある朝、東ミサミス州海洋公園で飼育中のいるかが死んだ。数日後、もう一匹。近くの禁漁地域でも多数の魚が浮いた。
州がセブ市のサンカルロス大学に検査を依頼した結果、ココナツ油製造中に生じる有害物が検出された。九十ヘクタールの禁漁区のうち十ヘクタールでココナツかすが発見された。
州が発表したところによると、公害源はどうやらオサミス市のヘブロン精油所、ヒメネス町のサード・ミレンニウム両精油所らしい。オサミス市では精油所が廃棄物を川に捨てていることが確認され、海草栽培漁民から調査の要請も出ていた。州では廃棄物垂れ流しを許しては、海洋資源がダメになると懸念している。(16日・スター)