英語論議
[ 1151字|社会 (society) ] 有料大統領の英語教育強化発言を機に、公用語をめぐる議論が再燃している
「現行のフィリピノ語と英語による二言語教育を英語中心に戻す」とのアロヨ大統領の発言が波紋を呼んでいる。経済の自由化=グローバリズムが進む中、低下する比経済の競争力回復の切り札の一つとして、定評のあった英語力に磨きをかけようとの意向のようだ。だが、第二次大戦後に長年議論された末、アキノ政権下で公式に国語に指定されたフィリピノ語。「将来唯一の公用語に育てよう」と進められてきただけに、論議再燃に火を付ける形となった。