ビサヤ・ミンダナオ通信
[ 319字|2003.2.3|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
教育環境の現状に問題
デヘスス教育長官はセブ市で一月二十九日、中部ビサヤ地方における教育環境につい
て、「非常にひどく大変な状況だ」との見解を示した。同地方でも教師や教室が慢性的に不足している。
教育省中部ビサヤ局によると、昨年、同地方全体で教師二千人の新規採用を求めていたが、予算不足で千二百人しか採用できなかった。現在、小学校教師の数は約二万四千人で教師一人当たりの児童数は三十八人。これに対し、高校教師の数は約七千百人で同一人当たり生徒数五十人だ。また、一教室あたりの児童生徒数は小学校で三十九人、高校では六十一人と詰め込み状態になっている。
教育省は現在、国会で審議中の今年度予算案に百六十八億ペソの予算を盛り込んでいる。(30日・ブリティン)