医療廃棄物はまだ焼却で
[ 303字|2003.2.3|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
大気汚染防止法で規定されている焼却炉使用の禁止について、厚生省中部ビサヤ局は「当面、病院から出される医療廃棄物は焼却炉で処理するしかない」として施行延期を求めている。ベナバイエ局長によると、厚生省からは医療廃棄物の焼却処理禁止後の具体的な処理方法について指示がないという。
同局長は焼却以外の処理方法として、「マイクロ波による加熱や高圧機器を使って病原菌などを殺菌、消毒した後通常ごみとして廃棄できるが、高額な電気代や埋め立て地探しの問題が残る」と述べた。
厚生、環境天然資源両省などがセブ市に医療廃棄物用のマイクロ波処理施設の建設を計画しているが、地元住民の反対も予想される。(28日・サンスター)