電子海図作成
[ 1144字|経済 (economy) ] 有料日本の無償援助事業でフィリピン初の電子海図作成が大詰めに
二〇〇〇年から始まった日本の無償援助による国際協力事業団(JICA)の電子海図作成技術移転事業が、完了まで残すところ約半年間となった。フィリピン初の電子海図による来年三月の試験航海を控え、比当局の製作作業は大詰めを迎えている。電子海図とは人口衛星からの電波を船が受信し、船内のモニター地図で現在の位置を把握できる船の「カーナビ」。事業目的には「航行の安全」が掲げられているが、主要輸送ルートにおける電子海図の整備を進めたい日本側の意向が背景にある。