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ミンダナオ地方南部バシラン州スミシップ町タピアンタナ・バランガイ（行政最小区）でマレーシアのサバ州から送還された避難民にコレラが発生、十日、サンボアンガに届いた報告だと新たに十三人が死亡したことが分かった。これまでにも十人の死亡が確認されており、さらに少なくとも二十人が重体という。

　州政府当局者によると、政府の艦船で帰還した避難民のうち、五十人以上が下痢、腹痛などを訴えていた。コレラで死亡したのは乳幼児や老人が多い。

　コレラ発生後も国などから適切な医療処置が得られなかったため、悪化したと同当局者は話している。その他の送還者も飢え、熱発、腹痛、皮膚病に悩まされ、深刻な状態という。（11日・ブリティン）