違法薬物撲滅政策
[ 1107字|社会 (society) ] 有料1年を迎えた麻薬撲滅政策は目標のわずか20%の達成などと難航。人権侵害の問題も残る
30日で就任から1年を迎えたドゥテルテ大統領は、ちょうど1年前の昨年6月30日、大統領就任と同時に違法薬物撲滅政策を開始した。大統領府麻薬取締局(PDEA)の30日の発表によると、麻薬がまん延する全国のバランガイ(最小行政区)のうち、撲滅が達成されたのは20%にも満たない。麻薬容疑者の死亡者数は日ごとに増えている。同政策下での人権侵害が国内外から強く批判され、実質的な撲滅が難航している中、ドゥテルテ政権が強行する同政策の今後に、注目が集まる。