大量虐殺事件
[ 1589字|社会 (society) ] 有料発生から1年。大量の証人で結審のめど立たず。遺族らに怒り
ミンダナオ地方マギンダナオ州で報道関係者ら57人が射殺された大量虐殺事件から23日で1年。虐殺を指揮したとして殺人罪に問われているアンパトゥアン一族幹部らの公判(首都圏ケソン地裁、レイエス裁判官)は続いているが、これまで証言台に立った証人は検察側から13人だけ。検察、弁護側双方合わせて用意した証人は600人以上もいるため、結審のめどは全く立っていない。一部ではアキノ政権下での結審を危ぶむ声も出ており、肉親を失った遺族たちは、遅々として進まない審理状況に怒りをあらわにしている。