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　反政府武装勢力の拠点とされるミンダナオ地方スルー州で、国軍部隊がイスラム過激派、アブサヤフの一掃作戦を展開している中、アロヨ政権がこうした武力行使に加え、住民の生活安定化に向けた「懐柔策」も展開する。その具体策の一つが空軍の大型輸送機を使ったスルー州特産果物の首都圏への搬送。同州産果物の販売ルートを確立することにより、農民らの収入増・生活維持に役立てるのが狙いで、その第一便が十日、同州ホロ町を飛び立ち、首都圏に向かう。