ビサヤ・ミンダナオ通信
[ 320字|2007.9.10|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
爆弾犯はサバに
東南アジアのテロ組織、ジェマ・イスラミヤの幹部で二〇〇二年のインドネシア・バリ島でのテロ事件にかかわったとされるドゥルマティン容疑者がミンダナオ地方に潜入、イスラム過激派、アブサヤフと行動を共にしているとされていた。しかし六日、ダバオ市でインドネシア筋から得られた情報によると、同容疑者はアブサヤフの拠点から姿を消し、マレーシア東部のサバ州に潜んでいるという。同筋は「サバ州タワウ、ラハドダトゥなどの小島にすでに逃げ込んだ」という。
国軍側は八月中旬、バシラン島でのアブサヤフとの交戦の際、ドゥルマティン容疑者が負傷したとしていた。同容疑者は爆弾製造の専門家でオーストラリアなどから一千万ドルの懸賞金が掛けられている。(7日・スター)