前大統領裁判
[ 3349字|社会 (society) ] 有料公特裁、略奪罪に問われた前大統領に終身刑の有罪判決。約7億ペソを不正蓄財認定
在任中、総額四十一億ペソを不正に蓄財したとしてジョセフ・エストラダ前大統領(70)が略奪罪に問われた裁判で、公務員特別裁判所特別部(デカストロ裁判長)は十二日、違法賭博収益金など約七億三千万ペソを「不正蓄財」と認定し、終身刑(最高で禁固四十年)の有罪判決を言い渡した。一九九八年末の資産報告内容を偽ったとされる偽証罪については、無罪とした。また、前大統領とともに略奪罪に問われた長男のジンゴイ上院議員と元法律顧問のセラピオ弁護士は、証拠不十分で無罪となった。