アバカ麻生産を大幅拡大へ
[ 809字|社会 (society) ] 有料「環境に優しい」と見直しダバオ地方で再生事業
太平洋戦争前、フィリピンの主要輸出品の一つだったアバカ麻の産業再生の動きが出てきた。廉価な化学繊維の出現により衰退したが、「環境に優しい」素材として見直されているためだ。一九三〇年代には日本人入植者を中心に主産地を形成した南ミンダナオ地方の自治体が共同事業として、来年から十年計画で栽培・加工の拡大を目指す。計画作りには日本の国際協力事業団(JICA)が全面協力した。
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太平洋戦争前、フィリピンの主要輸出品の一つだったアバカ麻の産業再生の動きが出てきた。廉価な化学繊維の出現により衰退したが、「環境に優しい」素材として見直されているためだ。一九三〇年代には日本人入植者を中心に主産地を形成した南ミンダナオ地方の自治体が共同事業として、来年から十年計画で栽培・加工の拡大を目指す。計画作りには日本の国際協力事業団(JICA)が全面協力した。