「日刊まにら新聞」ウェブ

　ジョセフ・エストラダ大統領(61)の就任式が六月三十日、ルソン島ブラカン州マロロス町のバラソアイン教会で行われた。アギナルド初代大統領以来、一世紀ぶりに大統領就任式が行われた同教会には、新旧閣僚や各国来賓ら約八百人が顔をそろえ、第十三代大統領の誕生を祝った。また、就任演説で同新大統領は「独立から百年を経た今、民衆の時代が始まった。貧しい者も富む者も平等に犠牲を払い、平等に成果を享受する時が来た」と述べ、最大課題としてきた貧困対策や経済改革を断行する姿勢を改めて示した。