リト・ラミレスは機敏な動きが持ち味のラグビー選手。比国で生まれて育った選手として初めて代表チーム入りした。だがマニラ市で孤児として過ごした幼少時の暮らしは、すざまじかった。出生証明もなく、誕生日は今も分からない。6歳の頃は、ごみの中から食べ物をあさり、物乞いをする日々。接着剤の臭いをかぐ中毒者でもあった。皆に人気のバスケットボールやサッカーは嫌いだった。ラグビーに「トライしないか」とカウンセラーに勧められ、接着剤を思い浮かべた。そんな出会いが人生を変えた。(11日・テンポ)
国内育ちのスターラガーマンは孤児だった
2019/07/12