バイクタクシー隆盛でトライシクルが苦境
[ 307字|2024.12.20 ]
トライシクル運転手・運行業者組合連合(NACTODAP)のアリエル・リム会頭は、首都圏で配車アプリ会社に加盟するバイクタクシーの数が急拡大しているため、各地域のトライシクル(サイドカー付きオートバイ)の運転手が苦境に立たされているとして政府に対策を求めた。同会頭によると、これまでは平均700ペソだったトライシクル運転手の収入が、最近ではバイクタクシーに客を奪われ300ペソ台に落ち込んでいるという。バイクタクシーは、陸運事業認可調整委員会が首都圏以外での営業に許可を出すなど全国展開が進みつつあり、さらに多くのトライシクル運転手が苦境に陥るとして、拡大政策を再考するよう求めた。(19日・ピリピノスターガヨン)