押収した電子たばこ横領して販売か
[ 295字|2024.07.30 ]
犯罪の監視と防止活動をする市民団体「シチズン・クライム・ウォッチ」はこのほど、関税庁が押収した総額110億ペソの海賊版電子たばこ製品を複数の同庁職員が横領し、市場で販売していると公表した。同団体のディエゴ・マグパンタイ全国議長によると、関税局の2人の職員、通称「ナン」と「デン」が、押収した密輸品や海賊版製品に対する保管命令を乱発し、その間に別の倉庫に運び出しているという。最近、関税局がマニラ市ビノンドの倉庫から押収した多量の海賊版電子たばこ製品も、すでにほこの職員らが横領し、闇業者を通じてそのまま市場で販売されているとの情報をつかんでいるという。(29日・ピリピノスターガヨン)