イロイロ州イロイロ市の保健局は、今年1月~6月3日までで日本脳炎の感染者数が14人、うち死者数が4人に上ったことを明らかにした。同局のマリア・クイニョン局長は現在致死率28.6%の日本脳炎は治療法がなく、予防ワクチンもイロイロ市では利用できないとして懸念を示している。感染者のうち、9人が4~10歳の子ども。同市自治体は早期相談や殺虫剤の活用等4Sを徹底するよう呼び掛けている。蚊が媒介となり感染症を引き起こす日本脳炎は高熱や頭痛、嘔吐(おうと)、急性脳炎などの症状を引き起こす。(18日・テンポ)
日本脳炎で4人死亡
2023/06/19