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アヤラ財閥の中核銀行バンク・オブ・ザ・フィリピンアイランズ（ＢＰＩ）は、同財閥傘下の保険会社アヤラ・インシュランス・ホールディングス社（ＡＩＨＣ）の吸収合併を計画している。ＢＰＩは、ＡＩＨＣ株式の過半数を買収し、ＡＩＨＣの全事業を吸収する意向である。実現すると、フィリピン初の国内行による保険会社の吸収合併となる。これに対し中央銀行は、①銀行が保険業務を取り扱うことを認めていない②銀行が保険会社の株式を所有する場合、持ち株比率の上限を51％に定めている——などの理由で、「合併は困難」との見解だ。ＢＰＩは上限の撤廃を求めている。