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[ 230字|1999.7.27|社会 (society)|econoTREND ]
□中銀、流動性準備金率引き上げか
ブエナベントゥーラ中央銀行総裁はこのほど、外国為替市場におけるペソ安ドル高傾向が今後も続いた場合、市中銀行の流動性準備金率を引き上げる可能性があると述べた。流動性準備金率とは、銀行が大蔵省証券などの流動性資産で保有すべき一定比率。中銀は、現在のところ3%に設定している。同率の引き上げは、金融市場から余剰資金を吸い上げる効果がある。そのため、投機目的によるドルの「思惑買い」に歯止めを掛け、為替相場の安定につながるが、その反面、貸出金利の上昇を招く恐れもある。