「日刊まにら新聞」ウェブ

中央銀行の発表によると、今年５月末現在の総外貨準備高は137億8,100万ドルだった。４月末レベルから3,100万ドル、前年５月に比べると44億3,100万ドルそれぞれ増加した。同額は、４カ月分のモノとサービスの輸入額に相当する。総外貨準備高の増加は、①５月単月の政府の海外からの借り入れ額が23億8,800万ドルに上るなど中長期融資が増加した②米連邦準備制度理事会（ＦＲＢ）が公定歩合などの引き上げを示唆したにもかかわらず、１—５月期の投機的な短期資本（ホットマネー）の純流入額が前年同期比35％増の５億6,800万ドルと伸びた——ため。