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[ 241字|1999.2.9|社会 (society)|econoTREND ]
□商業銀行のドル建て貸付金が減少
中央銀行の調べによると、98年9月末現在、国内商業銀行が貸し出したドル建て貸付金は80億5,000万ドルだった。97年末レベルに比べ22.6%、ピークとなった97年6月末からは33%それぞれ減少した。中銀は、「ドル建て貸付金の減少は、為替変動のリスクを回避でき金融の安定をもたらす」としている。ドル建て貸付金の利息はペソ建て貸付金に比べ低利なため、97年7月の通貨危機発生以前はドル建て借り入れする企業が多かった。このため、危機発生によるペソ切り下げで負債増となり経営を圧迫した。