25年度粗糖生産 25年ぶり低水準に
[ 285字|2024.9.5|経済 (economy)|econoTREND ]
砂糖規制庁(SRA)は、2024年度(9月1日~翌年8月31日)の粗糖生産量について前年度比7%減の178万2000トンか、それ以下と予想している。昨年から今年上半期にかけてのエルニーニョ現象による砂糖キビ栽培への影響が甚大だったためで、1999年度に記録した161万9000トン以来となる25年ぶりの低水準に落ち込む見通し。製糖業界では今年の粗糖精製開始を当初9月15日としていたが、砂糖キビの生育が不十分だとして9月末に延期した。これらの状況を受けて、SRAは今年度に生産された粗糖の全量を国内向けに振り向けることを承認するとの見方が強まっている。(3日・スター)