空港民営化前に新使用料発表へ
[ 350字|2024.8.1|経済 (economy)|econoTREND ]
運輸省は29日、マニラ空港(ニノイアキノ国際空港)の運営が予定通り9月14日にサンミゲルを中心とする企業連合体の新ニノイアキノ・インフラストラクチャ―(NNIC)に変わるとした上で、民営化前に空港使用料の値上げ幅を正式に発表すると明らかにした。航空会社の空港使用料を年内に、25年に旅客の施設使用料をそれぞれ値上げする。施設使用料は、国際線は550ペソから950ペソに、国内線は200ペソから390ペソに上がる。運輸省の値上げ発表に対し消費者団体のバンタイ・コンシューマー・カルサダ・クリエンテ(BK3)は、「マニラ空港の運営状況はまだなにも変わっておらず、改善される保証もないのに、『前払い』を強制している」と、民営化・再整備事業が完了する前の値上げに抗議する声明を出した。(7月30日・スター)