コメ関税引き下げ案 税収減100億ペソか
[ 337字|2024.5.31|経済 (economy)|econoTREND ]
レクト財務相が最近、コメの輸入関税率を現行の35%から17.5%に半減させることを提案した問題で、財務省のドミニ・バスケス次官は29日、関税率を半減させることで国内のコメ小売り価格を1キロ当たり5ペソ引き下げる効果があるとの試算を明らかにした。しかし、税収が100億ペソ近く減少する見込みだという。5月28日現在で、輸入精白米の小売価格は平均でキロ当たり52~54ペソで推移しており、前年同期の40~46ペソからかなり上昇している。一方、国産精白米の小売価格は現在、キロ当たり48~55ペソとなっており、やはり前年同期の39~46ペソ水準から10ペソ近く上昇している。コメ自由化法に基づく政府のコメ関税収入は現在、300億ペソほどに達している。(30日・ビジネスワールド)