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　フィリピン証券取引委員会（ＳＥＣ）は、世界最大の暗号資産（仮想通貨）取引所バイナンスが比の営業ライセンスを取得せずに自社のウェブサイトやオンライン取引プラットフォームを通じて比人向けに操業しているとして、国家通信委員会（ＮＴＣ）に比からのアクセスを遮断するよう要請した。ＳＥＣのアキノ委員長は要請文で「これらのウェブサイトやプラットフォームへのアクセスが継続することで比人の資金の安全性に脅威をもたらす」として３月12日付でＳＥＣ理事会がバイナンスのプラットフォームへのアクセス遮断をＮＴＣに要請することを決定したと説明している。ＳＥＣは2023年11月29日にもバイナンスのプラットフォームを使った投資に警鐘を鳴らす声明文を出している。ＳＥＣによると、2022年末時点での比のバイナンス利用者は約75万人。（26日・インクワイアラ―）