健康医療団体業界43億ペソの赤字に
[ 309字|2024.3.22|経済 (economy)|econoTREND ]
フィリピン保険委員会によると、国内の会員制健康医療団体(HMO)27社の2023年決算は計43億ペソの赤字となり、前年の14億3000万ペソの赤字から3倍に拡大した。収入合計は668億9000万ペソと前年比16%増加するなど比較的堅調に伸びたが、医療費や保険金の請求額が554億6000万ペソで同26%増加したことが影響した。HMO27社のうち14社が23年に損失を出しているが、最大はメディカード・フィリピンで26億3000万ペソの損失だった。また、マクシケア・ヘルスケアも7億7566万ペソの損失を計上した。一方、HMO業界の総資産額は昨年末に606億6000万ペソと22年比9%拡大している。(21日・スター)