1月貿易収支赤字幅24%縮小
[ 440字|2024.3.14|経済 (economy)|econoTREND ]
統計庁によると、1月単月の輸出額は前年同月比9.1%増の59億4000万ドル、輸入額は同7.6%減の101億6000万ドルだった。貿易収支は42億2000万ドルの赤字だったが、同24%減少した。前月の赤字幅は41億8000万ドルだった。主力の電子機器・部品が同16.3%増の34億5000万ドルと好調だった。外資系銀行INGによると、1月の電子機器・部品の輸出増は、韓国や台湾系の輸出業者による高付加価値製品・部品の輸出増加によるところが大きいという。また、オイコノミア・アドバイソリー&リサーチによると、ペソ安の影響で輸出業者が積極的に生産を増やしていることも背景にある。しかし地政学的問題などで中国の需要が依然弱含みであることや世界的な半導体製品を巡るリスクの高まりなどで依然不透明感が強いとされている。1月の輸出相手国のトップは米国で輸出額9億233万ドルと全体の15.2%を占めた。一方、輸入相手国トップは中国で26億5000万ドルで全体の26.1%。(13日・スター)