24年失業率6.3%に上昇
[ 342字|2024.2.6|経済 (economy)|econoTREND ]
格付け大手フィッチ傘下のBMIカントリーリスク&インダストリーリサーチは、フィリピンの2024年を通じた平均失業率が6.3%と23年1~11月期の平均失業率4.5%から大幅に上昇すると予想している。インフレ傾向が高止まりし続けることや海外の主要市場や経済が減速すると見られることから比国内の労働市場も悪化すると予想されるため。一方で、24年の経済成長率については6.2%と23年の5.6%から拡大すると予想しているが、政府目標の6.5~7.5%の達成は難しいとしている。経済成長率を支える世帯支出も24年は6.3%増と23年の5.6%増から加速すると予想しているが、失業率の上昇次第では世帯支出が十分に伸びず、経済成長率にも影響する可能性があるとしている。(5日・ビジネスワールド)