サンミゲルのアン氏MPICに出資か
[ 309字|2023.10.25|経済 (economy)|econoTREND ]
関係筋によると、複合企業大手サンミゲルを経営するラモン・アン氏が、マヌエル・パギリナン氏のメトロパシフィック・インベストメンツ(MPIC)に出資する方針。アン氏はMPICの取締役に加わることで、メトロパシフィック・トールウエーズとSMCトールウエーズとの合併を進めるとみられる。アン氏とパギリナン氏は2007年にマニラ電力(メラルコ)の経営権争奪戦を演じたほか、高速道運営事業で覇権を争うなどライバル関係にある。しかし、2016年にサンミゲル傘下企業がパギリナン氏が率いる通信大手PLDTに重要な周波数帯利用権を売却したことや、電力供給契約の見直し交渉で協力するなど歩み寄りを見せていた。(23日・インクワイアラ―)