原子力発電事業可能性調査着手へ
[ 361字|2023.9.13|経済 (economy)|econoTREND ]
マニラ電力(メラルコ)のパギリナン会長は11日、米原発開発企業のウルトラ・セーフ・ニュークリア(USNC)と提携して、比での原子力発電開発に向けた事業可能性調査に着手すると明らかにした。マカティ市でメラルコパワー・アカデミーが主催した新エネルギー技術に関する国際会議「ギガ・サミット」で表明した。事業可能性調査には約9カ月かかる見込みで来年半ばまでには調査結果が公表される。また、メラルコは発電子会社メラルコ・パワージェンから調査チームを米イリノイ大にある原子炉試験施設に派遣することも明らかにした。メラルコはUSNCとの提携合意を8月に表明しており、同社が開発中の5~15メガワット規模の小型高温ガス炉「マイクロ・モジュラー・リアクター(MMR)」の開発費用などについて協議するとしている。(12日・インクワイアラ―)