基礎預金口座数が170%増加 今年3月期に2190万口座に
[ 308字|2023.9.4|経済 (economy)|econoTREND ]
市中銀行で100ペソ以下の初回払い込みで口座開設でき、口座維持残高の指定もない基礎預金口座(BDA)の開設数が今年1~3月期に2190万口座に達し、前年同期に記録していた810万口座に比べて170%増加
比中央銀行によると、市中銀行で100ペソ以下の初回払い込みで口座開設でき、口座維持残高の指定もない基礎預金口座(BDA)の開設数が今年1~3月期に2190万口座に達し、前年同期に記録していた810万口座に比べて170%増加した。同口座の預金総額も270億ペソと前年同期の51億ペソから5倍以上に拡大した。同口座制度は貧困層が金融サービスを受けられるように2018年に政府主導で導入されたもので、貯蓄口座として金利も得られるほか、比預金保険機構による預金額保険の対象ともなっている。今年1~3月期に同口座を取扱う金融機関も新たに5行増えて、現在は158行がBDA口座を取り扱っているという。(2日・インクワイアラ―)